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HOME > 第2章 事業所内保育施設は こうつくる! ②運営 (1)施設運営

3.安全・保全(提携病院)

・提携病院との契約
こちらは、2つの点において必要になります。
まずは、お子さまや保育士等の健康診断のため。
事業所内保育施設では、年に2回乳幼児健診を行う義務があります。
保育士に対しては、入社時健診、年1回の定期健診、そして月1回の保菌検査(検便)、インフルエンザの予防接種などがあります。同じところでまとめて行った方が、いざという時の状況判断もしやすく、経費的な面でも効率的だと思います。

もうひとつは、突発的なケガや体調不良に対応するため。
お子さまはもちろんですが、保育士も保育中にアクシデントに見舞われることも多いのです。
子ども達の病気に感染したり、突然ぎっくり腰になったり、イスや机などで足の指を骨折したり、道路に飛び出したお子さまを止めようとして転んだり・・。
そんな時にすぐに対応してくれる病院の存在はとても大切です。
私は、いざという時にすぐに診てもらえるという点で、基本的に個人病院と契約することが多いのですが、その病院が提携している総合病院の数とエリアを参考にして決めています。
いざという時に私達が診て頂くのはあくまでも応急処置として。その先にどのような診察が必要になっても、適切な病院への紹介状を書いていただけるようにというねらいがあります。

また、小児科に関しては複数の病院と契約しておきます。
これも私の経験からですが、ある時入園したばかりの1歳のお子さまがひきつけを起こした時に、搬送する病院に窮したことがあったからです。地域の小児科の休診日は比較的重なっており、また休診日と言ってもドクターは他の病院に出張していたりして捕まらないことも多い。
そんな時に、休診日の違う病院を複数用意しておき、優先順位をつけておけば、保育士が迷うことなく対処でき、非常に安心だと思います。
提携病院は、最低限小児科、内科、外科。
加えて、歯科、眼科の用意があれば、何があっても大丈夫ですね。


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4.保育料の決め方
4.保育料の決め方(2015-09-25 07:29)


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